2022年07月29日

6月・7月の研究部の様子



6月は24名の参加で、かなりの暑さ、日差しも強く、画材をもって駅から美術館までの道のりは大変だったと思います。

女流展も終わった後ですが、皆さん猛暑にも関わらず熱心に参加していただきました。




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最初に前田礼子講師のトーク
初出品の頃、前田さなみ教室に行っていた頃、イタリア留学していた頃の話など、短時間ではありましたが興味深いお話をしていただきました。




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スタジオの一角で、アクリル板を挟んで少し距離をとっての講評をする前田講師。





7月は緊急事態宣言は出ませんでしたが、感染者3万人越えを更新して、ハラハラしていましたが、行動制限も出ず、都美術館も休館になりませんでしたので、実施しました。

キャンセルが7名ほどいましたが、このような状況でも19名の方が参加しました。朝は雨模様でしたが昼前からは晴れて、日差しの強い猛暑日となりました。


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7月は新城小波江講師の予定でしたが、都合で岩井洋子講師に交代しました。
春に開催した目黒美術館での個展、長く出品してきた事等の話をしてくださいました。




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画集を見ながら講評をする岩井講師。この日は1人の持ち時間に少し余裕がありました。





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毎回10分の休憩時に、仲田さん指導のもとストレッチ体操をする。


いつもモデルさんも一緒に参加しています。これは毎回、いつも使わない筋肉を伸ばしたり私も楽しみにしています。
演劇をやっているというモデルさんは、ムービングの時に音楽をかけ、モデル台から降りたりして、描いている部員の方たちも思わず声をあげてしまうような激しい、そして緩急をつけたドラマチックな動きを見せてくれました。




8月は例年どおり休会になります。

次回は9月9日。

このころはコロナも猛暑も少しは収まって、遠方の方も参加できる状況になっていることを願うばかりです。
当分は申込制でやりますのでよろしくお願いします。


(寄稿:松本 恵美 委員)






posted by joryugakakyokai at 23:33| 研究部

2022年07月27日

作家日記-新戸部ひろみ

(寄稿 会員 新戸部ひろみ 青森県八戸市在住)


個展会場のカフェ&ギャラリーうみ音は、
八戸港を一望出来る高台に位置しています。


※新戸部ひろみ 油彩画展
-美しき宝、八戸 PartU-
7/1〜31まで

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この1年間で制作した小品10点と、第74回,第75回女流画家協会展へ出品した作品を展示しています。


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店内から外の景色は、蕪島,漁港,工業地帯が続き、晴れた日には八甲田山も見えます。


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蕪島(かぶしま)はウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されてから、今年で100周年を迎えました。ウミネコは、漁場を教えてくれる蕪島神社弁財天の使いとして、古くから大切にされてきたそうです。


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八戸沿岸には、葦毛崎展望台,鳴砂の大須賀海岸,天然芝生が広がる種差海岸など、他にもご紹介したい所はたくさん。
どうぞ一度お越しください!


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posted by joryugakakyokai at 05:43| 作家日記

2022年07月22日

作家日記-高増千晶

(寄稿 委員 高増千晶 長崎県佐世保市在住)


長崎の佐世保の北の果てから女流画家協会に出品しています高増です。

今回はど田舎でどのように制作して出品しているのかリポートします。



まず郷土の海をテーマにしているので海に行きます。長崎の海は凄く綺麗で島に囲まれているため様々なものが流れてつきます。

先日は平戸島まで行きましたが作品のモチーフにしている漂流物はあまりありませんでした。
世界遺産の関係で浜辺をクリーン部隊が片付けているのです。毎回クリーン部隊と戦って収集してます。




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仕方ないのでその足で地元の浜辺に収集しにいきました。

そこは世界遺産でもなんでもない浜辺なのでモチーフ取り放題でした。


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家にもって帰り洗浄して日陰干しする為に倉庫にINです。

これをひたすら繰り返します。



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次にパネルを作ります。


変形なので手作業です。気が遠くなります。
パネルが出来たら作品の中の枠をデザインしていきます。




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パネルが出来たら次は画面に緩衝材をいれて画面のマチエールをつくりモチーフを組み立てていきます。

ちなみにモチーフはその時のテーマやバランスで選びデザインしていきます。
ひたすらそれ繰り返します。

モチーフはパネルの後ろからネジで固定するので、作品制作時は筆よりドライバーばかりもって作業します。

今では画材屋さんよりホームセンターの方が通っているので、お店の人からこの人何してる人?
みたいな感じで会計時不審者を見る目で見られます。
なれてるので気にしません。



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この作業を繰り返して出来た作品達です。

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来年の女流画家協会にむけてまた作品を作って行きます。

出品者の方お互い頑張りましょうexclamation


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審査会場で個性溢れる作品にであえるのを毎回楽しみに長崎から上京しています。
それを見て私は勉強させて頂いてます。






posted by joryugakakyokai at 21:05| 作家日記

2022年07月16日

静岡の展覧会


(写真提供:川口智美 委員)

2022年6月
静岡県 第31回県女流美術協会展にて
川口智美委員が最高賞(県女流美術協会賞)を受賞されました。
おめでとうございます。


注)女流美術協会展は、当協会・女流画家協会展とは関係ございません。




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油彩画「吉報」





また、
会員の加藤舞子さんは静岡新聞社賞を受賞されました。
おめでとうございます。


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油彩画「ステイホームはもうイヤ!」





会場風景
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posted by joryugakakyokai at 21:57| 作家日記

2022年07月13日

作家日記-渡辺記世

(寄稿:委員 渡辺記世 徳島県阿南市在住)

41渡辺記世展

日時:2022年3月23日〜27日
場所:文化の森
   徳島県立近代美術館
   ギャラリー1階


新作発表を中心にアクリル画150号からSMホールまで35点他作品展示です。



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展示会場です

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器とtubaki(34cm×32cm)

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椿は日常にあり十一月から(西王母、秋の山、白ト伴〜)。
四月いっぱい(曙、唐獅子、玉の浦、黒椿〜)
四季を楽しむことが出来ます。
中でも一番は、やはり一重の藪椿です。枝振りといい、いろといい、筒芯のこの一輪はしっかりワタシをとらえます。水に浮かべご馳走の様に、雨あがり黒い土、落ち椿は絨緞の様に春を満喫できます。






ある日!その日!歩くこと、
タカラモノを探す様なモノです。
楽しい、知らない野草もワタシに見つけてほしいと風に吹かれ、土の間から小石の間から、また垣根から、コンクリートの間から道端に命を張って顔を出している。
緑の尾を振って白や黄の小花を咲かせ、ワタシに迫って来る。生きる様を見せて、凄いことです。
遠まわりして野道を行く。不思議な魔物はワタシを誘い、風、知、草は遊び上手に謡う。雨の降りそうな曇り空、昼下がり、ある日 、、、、、







個展 案内状 掲載
作品と文章
空の華 F50号


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文化の森総合公園は徳島市中心部から南へ約5キロ、園瀬川を見下ろす緑豊かな丘陵地に位置する自然と施設が調和した文化公園です。
博物館、図書館、近代美術館他、六つの施設が集まり、
〜知識の森〜創造の森〜県民の森〜というテーマを持った公園森林が広がります。





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徳島県立近代美術館





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美術館前にある噴水噴水






posted by joryugakakyokai at 21:03| 作家日記

2022年07月08日

5月の研究部の様子

5月研究会は5/19で女流展搬入直前でしたが、皆さんとても熱心に参加してくださいました。

コロナ禍でずっと不参加だった方が久しぶりに参加するなど、少しづつではあっても通常の研究会に戻りつつある事を願っています。

3月、4月はあいにくの雨模様で、画材を持っての上野までは大変だったと思いますが、5月はお天気も良く汗ばむくらいの陽気でした。


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高橋和講師も、講評を受ける部員も立ち上がり、真剣に作品写真を見ながら限られた時間をオーバーしながらも、作品について語り合う。





10分間の休憩時間に、仲田さん指導の下、モデルさんも一緒に参加して疲れた体をストレッチ!! この日のモデルさんは固定ポーズの後の最後の20分間ムービングで、緩急をつけた、時には激しく、モデル台から落ちるのではないかと心配するほどの、大きな動きを見せてくださいました。

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固定ポーズ(20分×4ポーズ)をデッサンする。思い思いの画材を使って自由に、そして真剣に制作する。
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来月の6月24日は女流展も終わって、ほっと一息している時期。
懇親会も中止になって、会期中皆さんとお話しする機会があまりありませんが、次回も皆さんの参加を心よりお待ちしています。


(寄稿 松本恵美 委員)






posted by joryugakakyokai at 08:14| 研究部

2022年07月05日

ワークショップ

第75回記念展会期中の6月10日に
ワークショップを開催しました。


東京都美術館スタジオにて。


講師 八木芳子委員による
柔らかい針金を使ったワークショップ
左 黒沢裕子委員


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参加費無料。
どなたでも参加できるワークショップです。







さまざまな、楽しい作品が仕上がりました。



ハートフルな作品黒ハート揺れるハート黒ハート
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自由な造形に心が躍りまするんるん

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事前に使いたいものをご用意いただいた方もいらっしゃいます。


流木を用いた作品わーい(嬉しい顔)
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カラフルなプラスチックケースを利用リボン
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アクセサリーの小物をあしらってぴかぴか(新しい)
こんなに可愛らしいブローチがexclamation×2


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大好評のワークショップでした。

今回参加できなかった方々より、
「来年は参加してみたい!」
とのお声が届いております。


来年をお楽しみにexclamation×2






posted by joryugakakyokai at 11:03| 女流画家協会展

2022年07月03日

75回記念展の様子

2022年6月13日、第75回記念女流画家協会展が終了しました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。


初日(6月7日)
東京都美術館講堂にて、密を避け、関係者のみで授賞式が執り行われました。

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大村文子記念賞・韮崎大村美術館賞の2つをご提賞いただいている大村智先生をはじめ、多くのご提賞者の方々がお忙しい中ご出席くださいました。

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中村智恵美代表より授与。

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会場にて。
作品講評会(6月8日)
3年ぶりの講評会に、多くの出品者の皆様が集まりました。

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会場風景。

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受賞作品はこちら
https://www.joryugakakyokai.com/nyusen/index.html

委員・会員作品はこちら
https://www.joryugakakyokai.com/sakuhin/index.html



posted by joryugakakyokai at 21:20| 女流画家協会展