外人観光客も増え、コロナの再拡大も心配される状況でしたが、キャンセルも数人あったにもかかわらず、今年になって一番参加人数が多く、部員の方達も熱心でとても嬉しい限りでした。
次期担当のお二人(黒沢、鈴木両委員)も引継ぎ見学を兼ねて午前中より参加して下さいました。
高橋恭子講師はたくさんの資料(エスキースなど写真も含めて)を持参して、時間をかけて講評をして下さいました。トークも写真を見ながらの制作の過程など、参考になるお話をしてくださいました。
身を乗り出し、立ち上がって話をする高橋講師(右)
今回のモデルさんはプロポーションも肌も美しく、横顔がきれいなので、移動して横から見るなど部員には評判がよく、感じのいいモデルさんでした。
10月研究会風景
11月研究会は、申込がたくさんあったにも関わらず、諸事情でキャンセルが多くなり、27名の参加でした。コスチュームなので、モデルさんがどのような衣装を持参するか楽しみでもあります。
大阪出身の辻井講師、若いころの話など中心に、30歳頃に初めて個展を開き、初めて出品した公募展は女流展で静物を出品したとの事。興味深いトークでした。
11月はコスチューム。モデルさんは、貧しいリンゴ売りの少女というテーマで衣装とバスケットに入ったリンゴ(これは軽いプラスチック製でした)を持参。金髪のかつらにレースのスカーフをかぶり、エプロンドレスの後ろ姿も素敵で、後ろ姿の上半身を中心に描く人もいました。モデルさんが写真左に少し写っています。
2020年から研究部を担当しましたが、1年目はコロナ感染拡大で、1月、2月、7月の3回しか実施できず、2年目(2021年)は4月25日〜5月11日迄緊急事態宣言の為、美術館が休館になり5月のみ中止に。11月は今までの定員半分から緩和されて通常に戻りました。
3年目(2022年)は1月のみ中止とし、どうにか実施することができました。
3年間は申込制でやりましたが、これは参加者人数が事前に把握でき、良かったです。
その間、遠方からの参加者など熱心に研究会に参加してくださる部員の方もいらっしゃいました。
1968年より銀座美術家連盟会館にて開設された研究部も、来年で55年目を迎えます。
遠方からも参加する熱心な部員の方たちに支えられて、続けてくることができました。。
私達3名(松本、徳中、瀬谷さん)もコロナ禍でどうにか次期担当の(黒沢、鈴木両委員)に無事バトンタッチ出来ほっとしております。
これからも研究会が皆さんの良い勉強の場であり、絵を通して楽しい交流の場でありますように。
研究会終了後、今年最後、そして私達最後の研究会でもあり、事務所の中村智恵美委員、次期担当黒沢、鈴木両委員、堀岡委員、部員の参加希望者も含め総勢23名で懇親会を行いました。(11月18日17時より、トラットリア・イタリアにて)
寄稿:松本恵美 委員