4月の研究会の講師は須藤美保委員でした。
講評会では、具体的で的確な講評で皆さん熱心に指導を受けていました。
アーチストトークでは、ホワイトボードを使って遠近法の講義をして頂きました。
線遠近法の一点透視法と二点透視法、空気遠近法の説明
また、画面構成に大切な消失点(視点を通り描く直線と水平線がその延長線と交わる点)や室内空間の描き方などを分かりやすく説明してくださいました。

13分ほどの講義でしたので、ビデオを撮り保存しています。
(寄稿:黒沢 裕子 委員)
「きらめく時の中で」
寄稿:4月研究部 講師:須藤美保
表現したい気持ちを抑えきれずに現れてくるものをキャンバスの上にその通りに描写することは大変難しいことです。作家としての意識を持つようになってからは、特にそのギャップに悩んでいます。人物を描けばそのリアリティの表し方に技術が追い付かず、背景として設定した空間が実在のものからヒントを得ていても、選んだモチーフとの融合は簡単ではありません。少しでも自己表現の高みに届くことを願って、デッサン力の向上や技法についての研究に時間をかけてきたいと思っています。最近は水墨の技法に興味を持っています。日本画は岩絵の具に興味があるので多摩美の先輩に指導を願っています。いつも「次の作品こそ自己最高」

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5月19日(金)の研究会の講師は金谷ゆみえ委員です。
多くの方のご参加をお待ちしています。
研究部日程については女流画家協会ホームページで随時更新しております。
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