今年度最後の研究会は男性のモデルの方でとても勉強になりました。
講師は早矢仕 素子委員でした。
アーチストトークでは「絵」を描く本来の意味をお話してくださいました。とても説得力のある貴重なお話でした。
講評も時間をかけ、丁寧にしてくださいました。
来年度も女流画家協会展の出品の方やそうでない方も、ぜひご参加ください。
寄稿/研究部担当 委員 黒沢裕子
寄稿:10月研究部 講師:早矢仕 素子
11月の研究会は多くの方の参加に、素晴らしいモデルさんもいて、
充実した会となりました。
その間に皆さんのエスキースを見ながら感じた事は、
ベテランの方でも、何が描きたいかがわかっていらっしゃらない方、まだ初心者でも描きたいものが溢れ出てきている方、そ
れぞれ色々な悩みを抱えて制作されているのだという事でした。
私は絵を描くときに一番気を付けなければいけないと思う事は、まず描くことの必然性。どうしても文字、声では表現し切れない何かを画面に映し出す事。この事の重要性です。
他の表現方法が有れば、特に絵に限る必要もないし、また描く事への執着も段々と薄れてきす。そして、描く意味を自分の中で煮詰めた後にどんな描き方でも良いので、画面にぶつけていけさえすれば、観る方もその感情を受け取らざるを得ないともいます。
描手と観る側のキャッチボールです。
これを頭の片隅に置いて頂ければ、描き方なんて二の次…と私は思うのですが…