2023年12月16日

11月の研究部


今年度最後の研究会は男性のモデルの方でとても勉強になりました。
講師は早矢仕 素子委員でした。
アーチストトークでは「絵」を描く本来の意味をお話してくださいました。とても説得力のある貴重なお話でした。
講評も時間をかけ、丁寧にしてくださいました。

来年度も女流画家協会展の出品の方やそうでない方も、ぜひご参加ください。

寄稿/研究部担当 委員 黒沢裕子 




寄稿:10月研究部 講師:早矢仕 素子


11月の研究会は多くの方の参加に、素晴らしいモデルさんもいて、
充実した会となりました。
その間に皆さんのエスキースを見ながら感じた事は、
ベテランの方でも、何が描きたいかがわかっていらっしゃらない方、まだ初心者でも描きたいものが溢れ出てきている方、そ
れぞれ色々な悩みを抱えて制作されているのだという事でした。
私は絵を描くときに一番気を付けなければいけないと思う事は、まず描くことの必然性。どうしても文字、声では表現し切れない何かを画面に映し出す事。この事の重要性です。
他の表現方法が有れば、特に絵に限る必要もないし、また描く事への執着も段々と薄れてきす。そして、描く意味を自分の中で煮詰めた後にどんな描き方でも良いので、画面にぶつけていけさえすれば、観る方もその感情を受け取らざるを得ないともいます。
描手と観る側のキャッチボールです。
これを頭の片隅に置いて頂ければ、描き方なんて二の次…と私は思うのですが…

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posted by joryugakakyokai at 17:03| 女流画家協会展

2023年12月10日

フェミニズムとわたしと油絵 - 金谷千慧子

女流画家協会展の出品者 金谷千慧子さんの本が出版されました。

フェミニズムとわたしと油絵
「描かれる女性」から「表現する女性へ」
明石書店 発行

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また、2023年10月15日〜19日、大阪市中央公会堂で金谷千慧子のフェミニズム絵画展も開催されました。


金谷千慧子さんは女流画家協会展に長年入選を続け、東京都美術館スタジオで毎月開催している研究会へ大阪から日帰りで参加されることもある熱心な作家。
女性と仕事研究所代表理事(2014年退職)。多数のフェミニズム活動をされていらっしゃいました。
この度、2022年まで研究部担当だった松本恵美委員から今回の出版のお知らせをいただき、私(web係:中嶋しい)も拝読させていただきました。
男性視点のアートに対する違和感や、フェミニズムの歴史、
それから、女性画家の職業継続支援の必要性にも言及されていて大変興味深い内容でした。



裏表紙は、
2022年の第75回記念女流画家協会展
入選作
「PRAHAの街」 50F

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今年(76回展)の入選作「水辺のゆり」 50F
も印象的でした。
(76回展はメタバース会場で作品をご覧いただけます)
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一般入選作品の部屋-1 名前あ〜け
Spatial女流展 一般入選作品の部屋-1




posted by joryugakakyokai at 10:03| 作家日記

2023年12月02日

一般社団法人 女流画家協会


女流画家協会は
一般社団法人 女流画家協会
(2023年11月10日設立)
に会名を変更いたしました。

今後ともよろしくお願いいたします。



posted by joryugakakyokai at 22:33| 委員日記