2025年08月29日

軽井沢 深沢紅子 野の花美術館

女流画家協会 創立会員の深沢紅子先生の美術館

軽井沢「深沢紅子 野の花美術館」
http://www.karuizawataliesin.com/look/kouko


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美術館は、旧軽井沢郵便局舎を改装した可愛らしい建物。

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中は撮影禁止のためお見せできないのが残念ですが、静かな空間で深沢紅子先生の「野の花」の作品をじっくりと堪能しました。


絵はがき
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どの絵も、野に咲く花々の素朴さと生命力がやさしく描かれていて、心がすっと澄んでいくようでした。

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美術館のすぐ横には塩沢湖へと続く階段があり、

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湖面の向こうには旧朝吹山荘「睡鳩荘」が見えます。

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歴史ある建物の中で絵画を鑑賞し、自然と建築、芸術がひとつにつながる時間を体感できます。


軽井沢駅からのアクセス
深沢紅子野の花美術館

軽井沢タリアセン内にあります。
軽井沢駅北口ターミナル4番乗り場、塩沢湖線急行バスにて20分、「塩沢湖」下車徒歩約1分。



(寄稿:web担当 中嶋しい)


posted by joryugakakyokai at 18:12| 委員日記

2025年08月28日

新事務所代表

第79回女流画家協会展の事務所代表は

杉本弘子
中嶋しい

共同代表となりました。




●杉本弘子
佐々木事務所にて
広告、印刷

中村事務所にて
広告・印刷(指導)、PC、地方展企画、事務所副代表
を担当して参りました。



●中嶋しい
佐々木事務所にて
書記・PC(補佐)

中村事務所にて
収入会計、PC、印刷、WEB、会報
を担当して参りました。


互いの経験を活かしつつ、足りない部分を補い合いながら、誠心誠意努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。


posted by joryugakakyokai at 18:34| 委員日記

令和7年度 理事・監事

令和7年度 理事・監事は下記の通りとなりました。


理事 8名
・中村智恵美(代表理事)
・杉本弘子
・黒沢裕子
・佐々木里加
・八木芳子
・川口智美
・柴野純子
・中嶋しい

(議事録記載順)


監事
平川きみ子


posted by joryugakakyokai at 18:13| 委員日記

令和6年度定時社員総会

2025年8月19日
東京都美術館 講堂にて

一般社団法人 女流画家協会の
令和6年度定時社員総会を行いました。

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内容
(令和6年度の報告)
・事業(第78回展、山梨展、会報、HP、理事会など)
・研究部
・決算報告
・監査


(令和7年度について)
・事業計画
・研究部 計画
・予算案

(理事選考)
・投票
・投票結果


以上となります。


猛暑の中、委員・会員の皆さま、大変お疲れ様でございました。





 
posted by joryugakakyokai at 17:35| 委員日記

深澤弘子 パステル画展

会友の深澤弘子さんの個展が開催されます。


花に想う
深澤弘子 パステル画展
Part 2

2025年9月19日〜29日
会場:おいでやギャラリー
山梨県北杜市長坂町長坂上条2340-1

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葉書(裏)v2_2025_page-0001.jpg

Twitter(X)でも個展情報を発信しています。
https://twitter.com/joryugakakyokai


出品者のみなさま。
個展開催の際はぜひDMを女流画家協会事務所へお送りください。
お待ちしております!



posted by joryugakakyokai at 08:11| 作家日記

2025年08月25日

荏原 畠山美術館

白金台にある、荏原 畠山美術館
(港区白金台2-20-12 荏原 畠山美術館

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都会の真ん中とは思えない、穏やかで歴史の香りが漂う場所にあります。


公益財団法人 荏原 畠山記念文化財団の代表理事 前田東一様は当協会の故:前田さなみ先生のご子息であり、当協会展の「前田さなみ賞」ご提賞者様です。

また、荏原製作所様は毎年画集広告にもご協賛いただいております。

そのようなご縁から、一度は訪れてみたい美術館として、今回楽しみに伺いました。


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美術館の門には、畠山家の家紋──「二つ引両紋」が記されています。

創始者・畠山一清氏(荏原製作所の創業者であり茶人)ゆかりの紋であり、訪れた瞬間から歴史好きの心をときめかせてくれます。



門をくぐると、一瞬で別世界へ。
静かな庭園が広がっています。

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手入れの行き届いた緑の中には、かつてこの地を訪れた明治天皇を記念する碑も立っており、往時の格式と歴史の重みを静かに伝えています。


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庭園を歩きながら、江戸時代に薩摩藩主・島津家の下屋敷だったことや、26代藩主・島津重豪が整えた「亀岡十勝」の庭園であったことを思い浮かべると、一歩ごとに歴史を体感できる空間であることを実感します。

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いよいよ館内へ。

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2025年9月15日まで開催の
まだまだ見せます、 新生 荏原 畠山美術館―中国観賞陶器、青銅器から新収集作品まで」
https://www.hatakeyama-museum.org/exhibition/000178.html


2024年にリニューアルされた荏原 畠山美術館。 旧畠山記念館に比べ、展示スペースは約3倍に拡張され、最新の設備を備えた広々とした展示室となっています。




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静かで洗練されたロビー。

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ロビーのライトと自然光が絶妙に重なり合い、その美しい調和に目を奪われ、しばし立ち尽くしてしまいました。

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館内に足を踏み入れると、まず目に入ったのは島津家の家紋「丸に十文字」

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この家紋は、屋敷の歴史を今に伝える象徴であり、畠山家の家紋と並ぶことで、時代や家系が交差する歴史の重層を感じさせます。



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館内の展示作品は撮影禁止のためご紹介できませんが、
国宝をはじめ、貴重な陶器や書画が悠然と並んでいました。



新館と旧館をスムーズに移動でき、
隅々まで美しく、どの展示も見やすく配置され、じっくり鑑賞する喜びがあります。

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館内には素敵なカフェやグッズショップもあり、鑑賞の合間に立ち寄ることができます。
歴史の重みと現代の快適さが調和する、静かで心地よいひとときを過ごせる美術館です。

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帰りに裏手に回ってみると、新館の全体が見え、このように大きかったのかと改めて驚きました。(こちら側からは入れません)

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猛暑が続く日々ですが、都会の喧騒を離れ、涼やかな高輪台でゆったりとした時間を過ごしてみませんか?

(寄稿:web担当 中嶋しい)





posted by joryugakakyokai at 11:31| 委員日記

2025年08月17日

7月の研究部の様子_担当委員変更のお知らせ


7月の研究会の講師は、2年半にわたり研究部を担当された黒沢裕子委員でした。

研究部の活動にご尽力された黒沢委員に、心より敬意を表します。
また、協会ブログへのご寄稿も一度も欠かすことなく続けてくださり、その記録は貴重な財産となりました。講師の皆さまもご寄稿をありがとうございました。
今後は本展でも引き続きご指導を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、7月より研究部担当は広瀬晴美委員となりました。研究部会計は継続して前田礼子委員が担当してくださいます。

広瀬委員、前田委員、どうぞよろしくお願いいたします。


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左から広瀬委員・前田委員・黒沢委員




研究部の詳細はこちら↓
https://joryugakakyokai.com/popup/kenkyubu.html







7月研究部 講師 委員:黒沢裕子

「私と絵」「私と研究部」

私は都立の普通高校から武蔵野美術大学に進学して4年間絵の勉強をしました。大学にはすばらし絵描きの先生方がいらして、私なんてとうてい絵描きになれないと思っていました。
卒業してから美術教師になり何年か過ごしましたが、転勤族との結婚を機に絵の道から離れることになりました。

しかし40歳になった時にどうしてももう一度絵を描きたいと思い、実家の三鷹市在住の女流画家「桜井浜江先生」の門をたたきました。
100号2枚の絵を先生のアトリエに持参して、入門させて頂きたいとお願いしました。「おまえ下手だな、でも少しだけ良い部分がある。」と言われて、なんとかアトリエに通うことを許されました。
その年から独立美術協会展と女流画家協会展に出品するように言われて今に至ります。
桜井先生のアトリエに通ったのは7年間ほどでしたが、それからスロースターターの私は四苦八苦しながら絵を描いてきました。

はじめの頃はピエタを題材に絵を描いてきましたが、この数年は自然と人間について考えながら絵を描いています。
私の母は小笠原生まれなので、学生の時に小笠原に何度か滞在して島の自然に触れました。その時人間や生き物のような奇妙な形の大きなガジュマルの樹の森に衝撃を受けました。森の中にいる時の、私も森に同化していくような感覚が今も強く残っています。思えば大樹は何百年も生きて地球を守っているのです。
最近は大きく自然を破壊しながら生活をしている人間の態度に疑問を持っています。今一度人間も自然の一部だという当然の摂理を真摯に考えたいと思い絵を描いています。もともと人体にも興味があった事もあり今の「樹と人」の絵になりました。

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第78回(2025年)女流画家協会展
「樹霊」130F 黒沢裕子



絵の制作についてですが、描き始める時はエスキースに時間がかかりますが、一番大切な作業だと思います。私はおもに資料になる画像を検索してプリントアウトしたり、描きたい物をデッサンしたりして、必要な部分を構成して一枚の構図を何枚か作りイメージを定着していきます。そのようにあれこれ考えて作業をしているのが楽しい時間です。しかし、絵はあくまでも物体なので絵具などのマチエールや色彩等の勉強も必要です。体力も必要ですし描き続ける辛さもあります。絵の制作は孤独な作業ですが私にはその時間が大切なのだととても感じています。

絵を描いていて嬉しい事や楽しい事がたくさんあります。絵を描く仲間にたくさん会えた事は一番の宝です。また桜井浜江先生をはじめ女性として人として、一本筋のとおった方々が身近にいる事はほんとうに贅沢だと思います。

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研究部について紹介します。
女流画家協会研究部は第22回(昭和43年)に作品制作の研鑽の場として開設され活動を始まりました。それから今年で56年間という歴史のある研究会です。私は会員の時に研究会の会場が美術家連盟から東京都美術館のスタジオに移転する3年間、研究会のお手伝いをしました。そしてまた2年半研究部担当として仕事をさせて頂きました。その間感じた事は、研究会に参加される方々がとても熱心に作品に取り組んでいる事です。2時間半の制作ですが休憩をはさみ集中力が途切れることがありません。また研究会は和気あいあいとした雰囲気のある会ですので、ぜひ参加されることをお勧めいたします。


posted by joryugakakyokai at 20:26| 研究部

2025年08月15日

「チラシ・図録なし」の戦争画展の真相

先日このブログでご紹介した
国立近代美術館で開催中の展覧会
「記録をひらく 記憶をつむぐ」


女流画家協会ブログ
指差し確認右 女流美術家奉公隊の作品が展示されています




委員の定例会で私(web担当:中嶋)は
ポスターやチラシがない理由として「収蔵作品を中心とした展覧会のため」とお伝えしましたが、
それは誤りでした。



詳しい理由は、Tokyo Art Beatの記事に紹介されています。

指差し確認右 「チラシ・図録なし」の戦争画展



もともとは共催展として準備されていたそうですが、
「センセーショナルなものにすることは美術館の本意ではない」という美術館の判断から自主企画に切り替えたとのこと。
共催でなくなったことで結果として予算はごく限られることに。
そこで、広報用のチラシや図録は作らず、作品の輸送や日英の解説文作成に重点を置いたのだそうです。


女流美術家奉公隊の作品《大東亜戦皇国婦女皆働之図》も、福岡・筥崎宮から運ばれました。

当協会の先輩方が関わった大作であり、その輸送にも大きな労力が必要だったことがわかります。


実際に会場を訪れるとその方針がよく伝わってきます。作品一つひとつに丁寧な日英解説が添えられていて、静かに、誠実にメッセージを伝えてくれる展覧会だと感じました。


国立近代美術館
「記録をひらく 記憶をつむぐ」
2025年7月15日〜10月26日

https://www.momat.go.jp/exhibitions/563






posted by joryugakakyokai at 23:17| 委員日記

2025年08月12日

NHK山梨


女流画家協会山梨展Vol.2
山梨県立美術館県民ギャラリーB・Cで開催中です。


NHK山梨で紹介いただいております。
おそらく1週間ほどの放映と思われますので、ぜひ早めにご覧ください。

     ↓
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20250811/1040027524.html






posted by joryugakakyokai at 06:33| 女流画家協会展

2025年08月11日

韮崎大村美術館へ


現在、山梨県立美術館 県民ギャラリーB・Cにて
女流画家協会山梨展Vol.2開催中です。

http://blog.joryugakakyokai.com/article/191450593.html


昨日オープニング。

そして本日はみんなで韮崎大村美術館で開催中の「三岸節子 生誕120周年記念展」に行って参りました。

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コレクション作品に加え、近年収蔵された多くのパステル画も展示されており、見応えたっぷりの展覧会でした。

あわせて、新しく建てられた「大村智記念館」も見学。館内では、大村智先生がノーベル生理学・医学賞を受賞するまでの軌跡や功績が、写真や資料とともに紹介されており、とても興味深く拝見しました。
美しい山々を一望できる大きな窓のある空間もあり、学びと癒やしの両方を味わえる素敵な場所でした。

館長室にもお招きいただき
大村先生と記念写真もexclamation×2
一同感無量の思い出の時間となりました♪



posted by joryugakakyokai at 02:20| 委員日記