研究部より(寄稿:会員 今井博子)
-女流画家研究会に出席して-
コロナ禍の中、皆様どの様にお過ごしでしょうか。
私の日常生活は一変し、絵を描くモティベーションを保つのが難しい日々でした。
女流の研究会は私にとって生活リズムの一つになっていたので、今年1月から再開するとのご案内を頂いた時は、上野の山が懐かしく、2月から参加させていただきました。
会場は人数制限され、参加の方たちもマスクをされているので、安心できる居心地の良い場所です。
御担当の先生方は感染予防対策に力を尽くしてくださり、お礼の言葉しかありません。おかげさまでコロナ前の日常に一歩近づいた様な気がいたしました。
なかでも新しく企画して頂いた「ムービング」は、緊張感と集中力が横溢した貴重な20分となりました。2月・3月は流れるようなポーズが連続するフォルムを鉛筆で追いかけるのが精一杯でしたが、4月は画材を増やし挑戦してみました。コンテ、木炭、筆ペン等、色々使えそうです。

普段なかなか体験出来ない「ムービング」が、絵に何らかのヒントを与えてくれたらどんなに素敵でしょう!
私にとって研究会でのデッサンが、いかに大切な基礎訓練の場であるかを再確認し、コロナ禍にあっても希望が湧くことを夢見ながら、葉桜になった上野の山を下りました。
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