2022年07月22日

作家日記-高増千晶

(寄稿 委員 高増千晶 長崎県佐世保市在住)


長崎の佐世保の北の果てから女流画家協会に出品しています高増です。

今回はど田舎でどのように制作して出品しているのかリポートします。



まず郷土の海をテーマにしているので海に行きます。長崎の海は凄く綺麗で島に囲まれているため様々なものが流れてつきます。

先日は平戸島まで行きましたが作品のモチーフにしている漂流物はあまりありませんでした。
世界遺産の関係で浜辺をクリーン部隊が片付けているのです。毎回クリーン部隊と戦って収集してます。




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仕方ないのでその足で地元の浜辺に収集しにいきました。

そこは世界遺産でもなんでもない浜辺なのでモチーフ取り放題でした。


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家にもって帰り洗浄して日陰干しする為に倉庫にINです。

これをひたすら繰り返します。



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次にパネルを作ります。


変形なので手作業です。気が遠くなります。
パネルが出来たら作品の中の枠をデザインしていきます。




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パネルが出来たら次は画面に緩衝材をいれて画面のマチエールをつくりモチーフを組み立てていきます。

ちなみにモチーフはその時のテーマやバランスで選びデザインしていきます。
ひたすらそれ繰り返します。

モチーフはパネルの後ろからネジで固定するので、作品制作時は筆よりドライバーばかりもって作業します。

今では画材屋さんよりホームセンターの方が通っているので、お店の人からこの人何してる人?
みたいな感じで会計時不審者を見る目で見られます。
なれてるので気にしません。



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この作業を繰り返して出来た作品達です。

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来年の女流画家協会にむけてまた作品を作って行きます。

出品者の方お互い頑張りましょうexclamation


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審査会場で個性溢れる作品にであえるのを毎回楽しみに長崎から上京しています。
それを見て私は勉強させて頂いてます。






posted by joryugakakyokai at 21:05| 作家日記