2025年08月15日

「チラシ・図録なし」の戦争画展の真相

先日このブログでご紹介した
国立近代美術館で開催中の展覧会
「記録をひらく 記憶をつむぐ」


女流画家協会ブログ
指差し確認右 女流美術家奉公隊の作品が展示されています




委員の定例会で私(web担当:中嶋)は
ポスターやチラシがない理由として「収蔵作品を中心とした展覧会のため」とお伝えしましたが、
それは誤りでした。



詳しい理由は、Tokyo Art Beatの記事に紹介されています。

指差し確認右 「チラシ・図録なし」の戦争画展



もともとは共催展として準備されていたそうですが、
「センセーショナルなものにすることは美術館の本意ではない」という美術館の判断から自主企画に切り替えたとのこと。
共催でなくなったことで結果として予算はごく限られることに。
そこで、広報用のチラシや図録は作らず、作品の輸送や日英の解説文作成に重点を置いたのだそうです。


女流美術家奉公隊の作品《大東亜戦皇国婦女皆働之図》も、福岡・筥崎宮から運ばれました。

当協会の先輩方が関わった大作であり、その輸送にも大きな労力が必要だったことがわかります。


実際に会場を訪れるとその方針がよく伝わってきます。作品一つひとつに丁寧な日英解説が添えられていて、静かに、誠実にメッセージを伝えてくれる展覧会だと感じました。


国立近代美術館
「記録をひらく 記憶をつむぐ」
2025年7月15日〜10月26日

https://www.momat.go.jp/exhibitions/563






posted by joryugakakyokai at 23:17| 委員日記