4月17日(金)
東京都美術館スタジオにて開催しました。
アーティストトーク
4月の講師:委員 中村 智恵美
画材を知る
制作作業が順調であればそのままで調子を崩さず制作すればいいのですが、思うように進まない時は、思い切って使用する画材を変える事も一考です。
キャンバスなどの支持体を変えてみる事も仕上がりが違ってきます。アクリル絵具から油絵具に変えたりする事もあるでしょう。またアクリル絵具は水だけで溶いていないか。ジェルなどの溶剤を必ず使用しているか。油絵具ではどのような油(溶剤)が描こうとしている表現に合うかも大切な事です。多くの人に聴いてみる勇気も必要です。貴方はどのような溶剤をお使いですかと。
頑固な思い込みで自分勝手なワンパターンに陥り表現が硬直化していないか見直すことは恥ずかしいことではないと思います。美術大学に入学してもその様な当たり前の事は教えてくれません。多方面に知識の深い博識の先生もいらっしゃいますが、教授達は自分の制作に関係する事以外あまり詳しくないのです。
独学の恐ろしさは画材に対して「無知」であり「経験が少なくなる」ことです。
賢明な研究会の皆様には、孤独な独学者にならず、多くの新情報を知りつつ活かしていく事を大切にして頂きたいです。

第78回女流画家協会展
「紅い百合」130F 中村智恵美