6月19日(金)
東京都美術館スタジオにて開催しました。
アーティストトーク
6月の講師:委員 橋恭子
今日は講師という事ですが、私の考え好みと言うものが多く入ると思います。何か参考になるものが有ればと言う事でよろしくお願い致します。
仕事をしている人、外に出ている人、家庭で家族のために時間を割いている人等色々な事情の中で私達は生きています。絵にまるまる時間を使える人は少ないと思います。私達はその中で絵が好きで作品作りに時間を割いて頑張る事が止められないのです。少しの時間のやりくりで何とか続けている訳です。先輩たちの苦労の歴史の上に現在の女流の活躍が有ると思います。
私は三岸節子、森田元子に憧れて十八才で北海道から上京して来ました。それから六十年余り絵に関わってこられ止めずに続けてくる事ができました。まず「一生ずっと絵を描き続けていくこと」を目標にして「強引な無理をしない。家庭内で夫、子供、自分に何が起こるかわからない。ゴタゴタを起こさない。描けなくなる状況を作らない。」等を考えていました。どういう状況の中でも描ける範囲で描いてきました。
制作に当たってはデッサン、クロッキー、スケッチなどを描きながら自分の制作に使える物を絵具、色紙等色々な材料を使ってみて、組み合わせてみて自分の気持ちを確かめるこれも大事な事と思います。エスキースを思いつくだけ作ってみると良いと思います。その中でだんだん気持ちが固まってきて次に行けると思います。皆さんの置かれている状況の中で精一杯女流画家としての道を極めて行ってほしいと思います。

第79回女流画家協会展
「言伝」100S 橋恭子















