2024年05月12日

4月の研究部

4月の研究会の講師は橋 和委員でした。
抽象画の委員ですが、「人体を描くのが好きです。」と話されていました。
若き日のペルーや南米の旅の思い出など、もりだくさんのアーチストトークでした。
いつも何かに挑戦なさっている高橋委員の姿を素晴らしと思いました。

研究会の様子は、みなさん本展間際でしたので、とても熱心に講評を受けていました。

              
研究部担当委員 黒沢 裕子




4月研究部 講師:橋 和


半世紀余り前、今の研究部設立前のデッサン会について少し記しておきます。

主幹は、女流画家協会、月に一回実施、場所は日本美術家連盟会館のアトリエ、指導者は女流画家協会委員でした。
カリキュラムは、人体デッサン、クロッキー、作品の批評。
参加者は広く一般の方々、女流画家協会展の出品希望者、出品者。一般の方々が多く参加していました。
会の運営、事務一般、参加者の作品批評まで、当時は岡田節子先生と西田百古先生が担当しておりました。唯、随時、委員の方々がデッサン会当日には来ておりました。私は助手でした。

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posted by joryugakakyokai at 07:32| 研究部

2024年03月25日

3月の研究部

3月の研究会は新会員も増えまして、参加者は32名でした。
本展まであと2カ月と迫り、出品作品の講評は講師の照山ひさ子委員が、大変熱心に指導をしてくださいました。
またアーチストトークは絵を描く意義と絵描きの生き方についての興味深いお話でした。
参加者の裸婦クロッキーも水彩やパステルで彩色するなど、多彩な作品が多くなってきました、皆さん頑張っています。


研究部担当委員 黒沢裕子





3月研究部 講師:委員 照山ひさ子


30歳で油絵を描き始め、長い間団体展に出品してきましたが、絵画制作をライフワークにして良かったと思うことがいくつかあります。その中から3つ挙げたいと思います。

私は制作に取り掛かるまでにかなりの時間をかけて構想を練ります。真っ白い画面と向き合い、さてどのような作品を描こうかと考えを巡らせている時、様々な思いが頭の中を過ってまいります。自分の来し方、そしてこれからどのように生きていくべきかなど。絵画制作のおかげで、自分を見つめ直す時間をゆっくり持てたということがまず第一に挙げられます。

次に、人間は人生を閉じるまで目標を高く持ち、努力をしなければならないということを学んだことではないでしょうか。
そしてもう一つは、団体展に所属したおかげで、素晴らしい先輩方から多くのことを学ぶことができ、また同じ目標を持つ温かい心の仲間達と出会えたことだと思います。



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posted by joryugakakyokai at 22:23| 研究部

2024年03月03日

2月の研究部


2月の研究会は、38名とたくさんの方が参加してくださいました。都美術館のスタジオはいつになく熱気にあふれていました。

講師の平川きみ子委員のアーチストトークでは「絵を描くには体力と思考力が大切」とさとしてくださいました。
講評は平川委員と見学にいらした柴野委員の2人でして頂きました。本展前なので、講評はより内容が深くなり参加者の方には収穫の多いご指導だったと思いました。
また、研究会の後の懇親会では中村委員も加わって頂きまして、皆様と打ち解けた会話ができ親睦を深めることができました。
女流画家として、力を合わせていきましょう。


研究部担当委員:黒沢裕子
 




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2月研究部 講師:委員 平川 きみ子


梅はもう満開。        
皆様如何お過ごしですか。
毎日お忙しいと思いますが、元気でないと絵は思う様に描けません。絵を描く事は体力も思考力も必要です。
その健康の為に、運動したり、散歩はできれば毎日行きたいですね。ただ何気なく歩くのではなく、風景を事細かく観察し、樹木、花、草や葉っぱ1枚1枚の大きさ、裏表の模様、ぎざぎざになっていたり、穴が空いていたりと、これまた素晴らしい発見が沢山あります。素敵な発見ができるかどうかはあなた次第です。今後も前向きに行きましょう。
話は変わりますが、近年温暖化も進み大変な時代になってきました。私たちが出来る事は限られると思いますが、出来る事を少しでも見つけて行動出来ると良いですね。
今後も女性のパワーで頑張りましょう。
宜しくお願い致します。

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posted by joryugakakyokai at 10:06| 研究部

2024年02月19日

1月の研究部

令和6年初めての研究会は寒さの厳しい日でしたが、31名の方が参加してくださいました。
皆さん、いつものように熱心に制作をされていて、和気あいあいとした研究会でした。

講師の吉川和美委員のアーチストトークも、今の作風に至るまでの興味深いお話でした。講評も本展出品作品に向けて具体的で的確な講評をしてくださいました。

今年も多くの方々の参加をお待ちしています。

研究部担当 委員:黒沢裕子




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1月研究部 講師:委員  吉川 和美


絵と故郷

 古くは秦氏より桂川から引かれた農業用水が街を走り干ばつから土地を守りました。おかげで、まったり、はんなりした、伝統の京野菜は今も我々の食卓を楽しませてくれています。おいしい水が豊富に出る街、今も井戸水にたよっている家が少なくありません。そんな街で生まれた私は、ながく水をテーマに絵を描いてきました。最近は帰郷する事が多くなり、古い、暗い、和室に座ってじっと外を眺めていると、障子の下の明り取りのガラスの所がちょうど100号位のギャンバスに見え、その中に松の木が斜めにピッタリと入りました。暗い部屋から、逆光の松の木の力強い幹のうねり、我が家の盛衰をじっと見てきたと思うと、すごく感動し一気に絵を描き上げました。
 江戸時代の版画家の作品と私の作品を比べてみるのは、恐縮ですが、彼らの作品も、日本の暗い部屋の窓、茶室、戸の隙間から眺めて描いた作品が、ヨーロッパに無い構図を生み人々を魅了したのだと思います。

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posted by joryugakakyokai at 21:26| 研究部

2023年11月02日

10月の研究部

10月の女流画家協会研究会の参加者は31名でした。
いつものように皆さん熱心に制作されていました。

講師は金谷ちぐさ委員でした。
アーチストトークでは、絵を描く姿勢の本来のあり方を、とても理知的にお話してくださいましました。また作品の講評は
時間をかけて具体的な指導をされていました。
ありがとうございました。

寄稿/研究部担当 委員 黒沢裕子




寄稿:10月研究部 講師:金谷ちぐさ


今年の夏に、私は地元の小さな絵の集まりで、展覧会で入選するのはどんな絵なのか、について話をしました。
これはあくまでも私感なのですが、うまい下手ではなく「魅力のある絵」が入選します。これが描きたかったのだ、描いていて楽しかった、と作者の気持ちが感じられる作品です。話をしながら、これは100号を制作する、女流の研究生の皆さんにもつながるということに気がつきました。
 人はそれぞれ違った体験をし、違った考えを持っているはずです。自分の大切な思いを人に伝えるのが絵画だとすれば、その思考が深いものであればあるほど、見る人に感動を与えます。
一体、自分は何が描きたいのか・・・実は、私もいまだ見えてきません。つかめそうでつかめない、何かもやもやした物がいつもあることは確かです。
絵を描くということは、自分自身を見つめることだと思っています。

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posted by joryugakakyokai at 23:30| 研究部

2023年10月17日

9月の研究部の様子

9月の研究会は残暑の中、33名の方々が参加しました。
講師は堀岡正子委員でした。
アーチストトークでは絵の制作に向かう真摯な態度をお話しくださいました。
講評会では、次回の本展に向けてとても具体的なご指導をしてくださいました。

次回の研究会は10月27日(金)です。

寄稿/研究部担当 委員 黒沢裕子





私の作品について
寄稿 :9月研究部 講師:堀岡 正子  
       
  
作品の事は、私の過去から話さなければと思っています。

40年程前に、10歳で息子を白血病で亡くしています。今と違って当時は、生存率がとても低かったです。
最後の一ヶ月位病院で息子と過ごした。
病院は高台にあり、夕方なると、眼下の家々に灯りがぽつぽつと灯り、その景色が幸せのシンボルに見えました。
なぜ? 私達だけがと暗澹たる気持ちになりました。
日々変わる息子の表情を写真ではなくスケッチしようと思ったが残念ながらうまく描けない。
絵を習っておけばと後悔しました。それが動機で現在に至っています。

樹をテーマにしているのは、その時の想いから樹は何千年、何百年と生き続ける。
そんな樹を通して、過去、現在、未来の人々の営みを描きたい。厳しい過去から一筋の光が見えるそんな作品にしたいです。
ただ最近は樹その物でなく、樹を含めた風景画になり、その中で自然の厳しさ、暖かさが描けたらと思っています。

最後に絵を描く事は、息子からのプレゼントだと思っています。

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posted by joryugakakyokai at 21:29| 研究部

2023年09月06日

7月の研究部の様子

7月の研究会は女流画家協会展が終わった翌月にもかかわらず、34名の方々が参加してくれました。

関口聖子委員のアーチストトークは「生命」に寄り添う思いにあふれた素晴らしいお話でした。
また皆さんは熱心に関口委員の講評を受けていました。

8月の研究会はお休みでした。
次回は9月22日金曜日です。

(寄稿/研究部担当 委員:黒沢 裕子)

            
         




作品のうらばなし
寄稿:7月研究部 講師:関口聖子


私宅の玄関前に大きくなりすぎた枝垂れケヤキがありました。毎年、秋になると落ち葉がポーチの雨どいを埋め、溢れた雨水が壁に浸みこんだり、門の外の道路まで茶色に埋め尽くしたりするのです。
今年、思い切って青々とした葉のうちに根元から伐ってしまうことに決めました。根方にお清めの御神酒と塩を供えました。業者が来てチェンソーを樹肌に当てたとき、一緒に見ていた長男が、「かわいそうだね」と呟きました。二人とも同時に39度の熱を出しました。おまけに私は階段の下二段を踏み外してあばら骨を痛めもしました。玄関前を塞いでいた大きな木が取り払われ、庭に大空が帰ってきたのです。これは喜びたいことでしたが、何かが心に引っかかったままでした。
切り倒す前に記念にと撮っておいた沢山の写真を取り出して見ました。地面から吹き出るような活き活きとしたケヤキの姿がそこにはありました。それが地上から一瞬にして跡形もなく消えたのだと思いました。
私は7月の都美館で行われた研究会で、「いのち」についてのお話をさせて戴きました。女流展には「刻(とき)」(100号)という画題で、枝垂れケヤキを描き留めました。

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posted by joryugakakyokai at 06:50| 研究部

2023年07月10日

6月の研究部


6月の研究会は東京都美術館での女流画家協会展が閉会してからすぐでしたが、参加者は例月と同じくらいでした。
平川きみ子委員のご都合がつかず、代わりに中元宣子委員に講師をお願い致しました。
抽象のベテランの委員の方が快く引き受けてくださいまして、とても感謝いたしました。
当日のアーチストトークでは、初めて女流画家協会展に出品した時のお話や、体の調子の悪い時でも、苦労しながら工夫して制作活動を続けたお話などをしてくださいました。
女流画家協会展での女流画家の活動をとても大切に思われているお気持ちが伝わってくる貴重なお話でした。                    

7月の研究会水曜日となります。
7月26日(水曜日)13:00~
講師 関口 聖子 委員


(寄稿/研究部担当 委員:黒沢 裕子)




「6月の研究会」 
寄稿:6月研究部 講師:中元 宣子


初出品の女流画家協会展は、F80号を3点、3点とも違う画風。入選した作品がリボン、テープ状の作品で、今の作品に繋がっています。
その後、モダンアート協会展で、金属性を高め、ハードな作品に発展させたましたが、事故後遺症で、モダンアート会員を退会しました。
女流一筋「ハートシリーズ」の絵を10年ほど続けました。ハートはloveという意味だけでは無く、心の平穏・不安・喜び・悲しみなどいろいろな感情が含まれています。病後の人生の岐路を心の中に渦巻いている気持ちをハートに込めました。
その頃手首の怪我で大きなストロークが描けなくなった事もあって、ハートの中に細かな形にして思いを描きました。
今まで多くの作品はS100号の正方形の画面でしたが、正方形ですとどうしても中心に構図が偏ってしまうので、昨年から大きさをF130号にして、気持ちが開放されるような絵にしたいと思って、そのせいか今回作(第76回女流画家協会展出品作)は、私の絵の原点に戻れたかなと感じています。
これからいつまでF130号が描けるか分かりませんが、闇の中の光に向かってひたすら描き続けたいと願っています。何が有っても絵に気持ちを託すと、良い方向を絵が示してくれます。

今回の研究会では、研究生の皆さんに、兎に角、絵を描く事を続けてください、何かが見えてきて、力と成り貴女を支えてくれると信じて描いて下さい、と訴えました。

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posted by joryugakakyokai at 00:00| 研究部

2023年06月29日

7月研究部のお知らせ

7月の研究部は水曜日の開催となります。

7月26日(水)13:30〜
東京都美術館2Fスタジオ
講師:関口聖子 委員
(アーチストトーク・作品講評)
・裸婦クロッキー
・固定デッサン
・ムービング

参加ご希望の方は担当:黒沢委員まで電話で申し込みをお願いします。
(6月研究会で申し込済みの方を除く)
黒沢裕子委員/連絡先 03-3308-0816


研究部の利用方法につきましては
下記のURLにてご確認をお願いいたします。
https://joryugakakyokai.com/popup/kenkyubu.html

みなさまのご参加をお待ちしております。


posted by joryugakakyokai at 06:34| 研究部

2023年05月24日

5月の研究部

5月の研究会の講師は金谷ゆみえ委員でした。
具象絵画から、抽象絵画へ絵を変えた時の葛藤と苦悩のお話は、共感される研究会の方がたくさんいました。
30名ほどの講評もていねいにして頂きました。

今月はコスチュームのモデルさんで好評でした。


(寄稿/研究部担当 委員:黒沢 裕子)




「いつの日か」

寄稿:5月研究部 講師:金谷ゆみえ

私は、体力がなく非常に不器用
その上本当に描きたい物が何なのかテーマもなく
毎回必死でない知恵を絞り出し
悪戦苦闘で描いています。
展覧会の展示会場では、いつも自分の作品を
正視できず、身の縮む思いをしています。
この様な私が、なぜ絵を描くのか常に考えながらも
女流画家協会展に今年で46回目の出品となります
いつの日か納得できる絵を描くことを願って。

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posted by joryugakakyokai at 00:00| 研究部