2022年10月21日
2022年10月07日
作家日記-松本恵美
私の一日はEテレ朝6時25分からの、テレビ体操で始まります。
これは運動不足で何かしなくてはと思っていた時に、たまたまテレビで見てからの事。10分間で、曜日によって内容、指導する先生も変わるので飽きずに続けることができました。年齢とともに早起きになりました。
絵を描き続けていくには体力は不可欠!
盛夏を除いてウオーキングも良くします。
バスで10分ほどの大宮八幡宮の裏手には善福寺川が流れていて、カモや名前のわからない野鳥に出会ったり、美しいカワセミにも出会いました!!
時々カラスもいますが、あの黒い艶やかな羽根の美しさに感心したり…。
都心にいて自然を感じる、私にとっては癒しになる場所です。
先日久しぶりに行ってみました。金木犀のすぐ下に枯れかかった彼岸花を見ました。
他には神田川沿いの遊歩道。これは中野坂上のパン屋さんや100円ショップに行く時に遠回りして歩きます。
方南通りを歩いて新宿中央公園を抜け、新宿駅まで歩くこともありますが、高層ビルと公園の木々とのコントラストもいかにも都会らしく私の好きな風景です。もともと歩くことに関しては自信があり、靴さえ歩きやすければかなりの距離を歩くことができます。
金木犀の樹の下に枯れかかった紅白の彼岸花 (9月28日撮影)
善福寺川沿いにある和田堀公園の木々の間に佇むあずまや。
この日は近くで尺八を吹く方がいました。時々クラリネットやギターの音が聞こえてくる時もあります。
都庁を背景に新宿中央公園の木々や花たちが、美しく映えています。
我が家の2階からも都庁の上の部分がみえます。
緊急事態宣言の時は建物が赤くライティングされてちょっと不気味でした。
父が使っていた大きな硯。筆は書をやっていた義兄の形見です。
和紙と墨に惹かれるのはやはり日本人のDNAなのでしょうか??
紙質によって効果がちがってくるので面白い。墨は乾かないとなかなか濃淡がみえてこないので、結構タイヘンです。
今、大作は油絵ですが、紙の制作は、ちょっとした時間にもすぐに制作でき、紙質によって面白い効果が出ます。墨も手元には青墨、水浅黄、古代紫、松葉色、檜皮色、茶墨、等々があります。
大作用のエスキースはほとんどしません。以前はある程度のエスキースを水彩などで描いていましたが、それを大きなキャンバスに拡大して油で描いていくと、エスキースとは全く違ってしまうし、大きなキャンバスに向き合った時は、エスキースは構図を参考にしても無視状態で、殆どぶっつけです。
小さな作品の構成を参考にして、大きい作品にしてみようと思うものもあります。
カラーインクにも一時凝った時があり、スポイト付の小さなガラス瓶がとてもかわいいので、何色か並べて、出番を待っています。
アトリエのコルクの壁には描きかけの小さな油絵と紙の作品などをかけています。眺めていると、結構気付くことがあり、ここに手を入れてと、絵が私を呼んでくれます。
墨の絵は全く自己流!! 胡粉や顔料、カラーインクなどを使っています。紙質によって効果がちがってくるので、描きながらワクワクしてきたりしています。
小品がたくさんあるので、我が家の壁という壁、玄関、階段の壁などは絵で溢れてしまいました。ちょっとした、私設ギャラリーです。自分の絵は家には飾らないと言う友人もいますが、これは置き場所がない私の苦肉の策です(うるさいし、しつこい気がしますが… 地震が起きたら大変でしょうね)。
紙のパネルなどの作品は軽いので壁に画鋲でかけています。
100Sや130号の大きい絵はだいぶ処分しましたが、これからも大小の絵は少しずつ増えていく事と思います。その時には又考えなくては!!!
どうにか絵を続けてこれたことに感謝の日々です。
これからも無理せず自然体で制作できたらと願っています。
2022年10月03日
小山多喜子 展
練馬区立美術館区民ギャラリーで開催されます。
-クリスタルな軌跡-
10月4日(火)〜7(金)まで
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委員・会員の展覧会情報ページでは
https://www.joryugakakyokai.com/exhibition.php
・個展
・女流メンバーでのグループ展
最新〜過去1年までのDMを掲載しています。
2022年07月27日
作家日記-新戸部ひろみ
個展会場のカフェ&ギャラリーうみ音は、
八戸港を一望出来る高台に位置しています。
※新戸部ひろみ 油彩画展
-美しき宝、八戸 PartU-
7/1〜31まで
この1年間で制作した小品10点と、第74回,第75回女流画家協会展へ出品した作品を展示しています。
店内から外の景色は、蕪島,漁港,工業地帯が続き、晴れた日には八甲田山も見えます。
蕪島(かぶしま)はウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されてから、今年で100周年を迎えました。ウミネコは、漁場を教えてくれる蕪島神社弁財天の使いとして、古くから大切にされてきたそうです。
八戸沿岸には、葦毛崎展望台,鳴砂の大須賀海岸,天然芝生が広がる種差海岸など、他にもご紹介したい所はたくさん。
どうぞ一度お越しください!
2022年07月22日
作家日記-高増千晶
長崎の佐世保の北の果てから女流画家協会に出品しています高増です。
今回はど田舎でどのように制作して出品しているのかリポートします。
まず郷土の海をテーマにしているので海に行きます。長崎の海は凄く綺麗で島に囲まれているため様々なものが流れてつきます。
先日は平戸島まで行きましたが作品のモチーフにしている漂流物はあまりありませんでした。
世界遺産の関係で浜辺をクリーン部隊が片付けているのです。毎回クリーン部隊と戦って収集してます。
仕方ないのでその足で地元の浜辺に収集しにいきました。
そこは世界遺産でもなんでもない浜辺なのでモチーフ取り放題でした。
家にもって帰り洗浄して日陰干しする為に倉庫にINです。
これをひたすら繰り返します。
次にパネルを作ります。
変形なので手作業です。気が遠くなります。
パネルが出来たら作品の中の枠をデザインしていきます。
パネルが出来たら次は画面に緩衝材をいれて画面のマチエールをつくりモチーフを組み立てていきます。
ちなみにモチーフはその時のテーマやバランスで選びデザインしていきます。
ひたすらそれ繰り返します。
モチーフはパネルの後ろからネジで固定するので、作品制作時は筆よりドライバーばかりもって作業します。
今では画材屋さんよりホームセンターの方が通っているので、お店の人からこの人何してる人?
みたいな感じで会計時不審者を見る目で見られます。
なれてるので気にしません。
この作業を繰り返して出来た作品達です。
来年の女流画家協会にむけてまた作品を作って行きます。
出品者の方お互い頑張りましょう
審査会場で個性溢れる作品にであえるのを毎回楽しみに長崎から上京しています。
それを見て私は勉強させて頂いてます。
2022年07月16日
2022年07月13日
作家日記-渡辺記世
41渡辺記世展
日時:2022年3月23日〜27日
場所:文化の森
徳島県立近代美術館
ギャラリー1階
新作発表を中心にアクリル画150号からSMホールまで35点他作品展示です。
展示会場です
器とtubaki(34cm×32cm)
椿は日常にあり十一月から(西王母、秋の山、白ト伴〜)。
四月いっぱい(曙、唐獅子、玉の浦、黒椿〜)
四季を楽しむことが出来ます。
中でも一番は、やはり一重の藪椿です。枝振りといい、いろといい、筒芯のこの一輪はしっかりワタシをとらえます。水に浮かべご馳走の様に、雨あがり黒い土、落ち椿は絨緞の様に春を満喫できます。
ある日!その日!歩くこと、
タカラモノを探す様なモノです。
楽しい、知らない野草もワタシに見つけてほしいと風に吹かれ、土の間から小石の間から、また垣根から、コンクリートの間から道端に命を張って顔を出している。
緑の尾を振って白や黄の小花を咲かせ、ワタシに迫って来る。生きる様を見せて、凄いことです。
遠まわりして野道を行く。不思議な魔物はワタシを誘い、風、知、草は遊び上手に謡う。雨の降りそうな曇り空、昼下がり、ある日 、、、、、
個展 案内状 掲載
作品と文章
空の華 F50号
文化の森総合公園は徳島市中心部から南へ約5キロ、園瀬川を見下ろす緑豊かな丘陵地に位置する自然と施設が調和した文化公園です。
博物館、図書館、近代美術館他、六つの施設が集まり、
〜知識の森〜創造の森〜県民の森〜というテーマを持った公園森林が広がります。
徳島県立近代美術館
美術館前にある噴水️
2022年04月24日
岩井洋子展 目黒区美術館
2022年4月12日〜17日まで
岩井洋子委員の個展が開催されました。
広い空間に大作が並ぶ。
故前田さなみ先生主催のルーチェ展(2008〜2016年)に出品されたスクエアのシリーズも展示されていました。
S30号「雨のライブ」
小品も素敵です。
今回のDM画像にも使われていた(左)
緑の三角形の作品。
「マイスペース96-1」
近くで拝見いたしますと、鮮やかな中に複雑な構成が見えました。
三角構図は、岩井先生が長く魅了されていらっしゃるエジプトのピラミッドがモチーフとなっているそうです。
三角形のシリーズは多く描かれていたそうですが、なかなか良い評価がもらえず迷った時期もあったとのこと。
故沢村美佐子先生に「とてもいいですね」と言っていただけたこと、
後に完成したパリのルーブル美術館のガラスのピラミッドを見て、
ご自身の表現に共感者がいることを感じられたことなど、
貴重なお話を伺うことができました。
1996年作の作品「マイスペース96-1」と岩井先生
2022年02月08日
作家日記-佐久間文子
昨年、2回目のコロナワクチン接種後
徳島県鳴門岬にある、
大塚国際美術館に行って来ました。
米津玄師「Lemon」スペシャル陶板
世界名画の陶板も素晴らしかったですが、すっかり鳴門金時のファンになってしまいました。